Record China 2012年11月14日(水) 14時55分
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8日、中国共産党大会が開幕したが、胡錦濤国家主席の後継者、習近平氏はすでに準備に取りかかっているという。
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2012年11月8日、香港メディアの明鏡は「5年に一度の大ミサ、中国共産党第18回全国代表大会(18大)が北京で開幕した」と伝えた。
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フランス通信社は「胡錦濤(フー・ジンタオ)が別れを告げ、習近平(シー・ジンピン)が舞台裏で準備している」と報道。今回の党大会の最重要事項は、世界最多の人口を抱える国の新指導者決定である。この政治的に不透明な国では、習近平氏が胡錦濤氏の後継者になることはすでに周知の事実となっている。
理論上では、今大会で204人の中央委員と167人の候補委員が選出される。彼らからなる中央委員会が約25人の政治局委員を選び、そのなかから9人あるいは7人の政治局常務委員が選ばれる。中央委員会はさらに総書記を推挙するのだが、それは現国家副主席の習近平氏で内定済みだ。最も需要なこれらの事項はすべて今大会開幕前に決定している。
消息筋によると、習近平・李克強(リー・カーチアン)体制は今年8月初旬に開催された北戴河会議前にすでに引き継ぎが開始していた。習近平氏は党大会の準備に取りかかり、李克強氏は温家宝(ウェン・ジアバオ)氏から国務院を引き継いだ。
党大会が近づくにつれて、中南海(中国の政治の中枢)の政治闘争は日増しに激しくなる。しかし、9月下旬以降に出現した権力闘争に関するうわさのなかで、習近平氏が最高権力を掌握し、李克強氏が組閣人事に着手したという情報について、北京の消息筋は肯定的な見方を示している。
最高権力を手にする習近平氏は北戴河会議後、党内部の各勢力からさまざまな圧力を受けており、呼吸困難に陥っているのも同然だ。それに比べると、李克強氏への圧力は小さい。温家宝首相は今年9月以降も積極的にメディアの前に姿を現し、引退後の計画を語っている。このことから温首相が政治舞台に未練を残していることが分かり、同時にその地位を穏便に李克強氏に譲ろうとする目論見が見てとれる。
李克強氏は副首相として温首相を地道に支えてきた。その控えめな態度が温首相に好まれたようだ。李克強氏が取り組んできた不動産問題や住居保障、医療保障、食品安全と薬品安全などは、すべて骨が折れるものだったが、これまで批判されることもなく、逆に好評を得ている。
さらに、李克強氏を今後支える副首相候補についても、これまで有力視されていた王岐山(ワン・チーシャン)氏の他に、経済問題に明るく控えめな張高麗(ジャン・ガオリー)氏の名前が挙がっている。(翻訳・編集/本郷)
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