中国ブランド、米国で一流ブランドとなる日が間もなく到来―米誌

Record China    2012年11月11日(日) 9時7分

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9日、現時点ではほとんど知られていない中国ブランドが米国で著名ブランドとなる日がすぐそこまで迫っている。写真は中国酒・五粮液。

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2012年11月9日、環球時報(電子版)によると、米誌フォーブスは8日、多くの米国人が現段階ではほとんど知らない中国ブランドが米国で著名ブランドとなる日がすぐそこまで迫ってきていると伝えた。

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発展途上国は一般に、自国の安価な労働力を利用して海外製品を製造し、利益を獲得するモデルで発展していく。海外ブランドはこれを利用し、より安価な労働力を求めて生産基地を次々と移転していく。リーボックやアップルなど有名ブランド企業は、韓国やシンガポールから中国へ、そして現在はベトナムへと工場移転することで恩恵を受けてきている。

ベトナムにおけるリーボックのシューズ1足の製造コストはわずか1ドル(約80円)だが、販売価格は75ドル(約6000円)だという。消費者はシューズが必要なのではなく、リーボックやナイキ、アディダスというブランドを欲しているのである。

過去数十年間、中国の十数億の人口は安価な労働力の源として見られてきた。しかし、現在はこの状況に変化が起きている。中国自身が自らのブランドを発展させ始めているからである。中国企業がより多くの利益を稼ぎ、その利益を国内にとどめ、よりレベルの高いイノベーションや教育、生産力、経済発展に利用し始めている。

中国移動通信(チャイナ・モバイル)や百度(Baidu)、五粮液、蘇寧電器、平安保険、中国銀行など各ブランドの価値は数十億ドル規模に達しているが、大部分の米国人はこれらのブランド名を耳にしたことがない。しかし、各企業はそのブランド発展モデルを前進させ続けている。なぜならば、こうした企業も自らのブランドの忠実な顧客をしっかりとつかんでおり、最終的にはマーケットのリーダーとなり得るからである。そして、これらのブランド企業が1つの国の実力などを促進する助力となっていく。

02年から11年までの10年間で、米国で商標登録した中国企業は毎年約10倍の規模で増加している。数千社にも上る小規模の中国企業が米国で自身のブランドを保護することによって、以前は米国企業のみが享受していたブランド力による利益を、自らも獲得できると認識し始めている。

米国企業は、多くの中国ブランドが米国で有名ブランドとなる日がすぐそこまで迫っていることを理解する必要がある。(翻訳・編集/HA)

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