2018年11月18日、中国国営新華社通信によると、フィリピンのドゥテルテ大統領はこのほど、マニラで中国メディアの共同インタビューに応じ、中国の習近平（シー・ジンピン）国家主席が20日から同国を公式訪問することについて、「フィリピンと中国の関係を新たな高みへと導き、さまざまな分野における両国の協力を全面的に深めるだろう」と述べ、期待感を示した。

中国外交部の陸慷（ルー・カン）報道官は12日、パプアニューギニアのボブ・ダダイ総督およびオニール首相、ブルネイのハサナル・ボルキア国王、フィリピンのドゥテルテ大統領の招きに応じ、習近平国家主席が15日から21日にかけて3カ国を公式訪問すると発表した。

中国紙・環球時報が、フィリピン英字紙マニラ・ブリティンの報道を引用して伝えたところによると、習主席は20日から21日までフィリピンを公式訪問する。

新華社通信によると、ドゥテルテ大統領はインタビューで、「中国との友好関係をとても重視している。私の大統領任期中に習近平主席のフィリピン訪問が実現することをことのほかうれしく思う」と語った。

ドゥテルテ大統領はまた、14歳になったばかりの娘が中国語を勉強していることを明らかにし、「娘は内気な性格だが、喜んで習主席のために中国語で歌うだろう。すぐに練習を始めさせる」と笑いながら話したという。（翻訳・編集/柳川）