西側メディア、党大会を「単なる見せかけ」と報道―米華字メディア

Record China    2012年11月12日(月) 5時7分

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9日、中国共産党第18回全国代表大会に国内外のメディアが大きな関心を寄せているが、米華字メディアは「西側の党大会報道は偏っている」と指摘している。写真は大会を取材する海外メディア。

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2012年11月9日、米華字メディア・留園ネットは、中国共産党第18回全国代表大会(十八大)について、西側メディアが「あら探しをしている」として、その報道内容を紹介した。

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8日付のAP通信は「十八大は単なる見せかけの集会に過ぎない」と報道。中国の政治の本質は依然として裏取引のやり方だと指摘した。さらに、十八大開幕前夜、少なくとも4人のチベット族の若者が焼身自殺を図ったこと、天安門広場で「山賊と強盗の集まり!」と叫んでビラをまいた女性が警備員に連行されたことを報じた。また胡錦濤(フー・ジンタオ)国家主席の報告についても、「貧富の格差やアンバランスな経済成長などの問題に関する具体的な解決策は示されず、ただ高度な経済成長の確保を強調しただけ」と批判した。

英デイリー・テレグラフは、「中国共産党大会、チベット族の青年が抗議の焼身自殺」と題し、青海省黄南チベット族自治州のチベット族の青年1人と四川省アバ・チベット族チャン族自治州の未成年のチベット族3人が焼身自殺したと詳細に伝えた。

米CBSは「中国の政治交代劇の下で、抗議活動が活発化している」と報道。同時に最近浙江省寧波市で発生したPX(パラキシレン)生産事業に反対する市民の大規模な抗議行動の写真を掲載。一党政治の下で、中国ではこうした集団での抗議活動が頻発しており、選挙制度のない状況下での発言権となっていると伝えた。

米ワシントン・ポストは、党大会期間中の厳しいインターネット規制により、マイクロブログの微博(ウエイボー)を除いたネット上から「不協和音」が消えたと報道。さらに微博ユーザーが書き込んだ「密室でこっそりと行われた政治的陰謀が終わり、すべてのセキュリティ対策が完了したら、政治交代劇が始まる」という文章を紹介した。

胡錦濤国家主席が行った政治報告のなかで、西側メディアの関心を最も集めたのは「汚職」に関する部分だ。主要メディアは汚職という言葉を何度も使用。英BBCは「胡錦濤主席の報告は参加者にショックを与えようとしたものであり、確実に効果をもたらした」と指摘。英ロイターは胡錦濤主席の「汚職は党に致命的な傷をもたらし、亡党亡国に至らしめる」との言葉は、完全に「次期指導者たちへの警告」を意味していると伝えた。(翻訳・編集/本郷)

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