種付け1日3回、飼い主の金銭欲の犠牲になった犬―安徽省

Record China    2007年3月22日(木) 13時8分

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優良な雄犬を持つ飼い主は、発情期には種付け料でお金を稼ぐ。安徽省のペット病院には、1日3回も種付けをして弱った犬が運ばれてきた。担当獣医は「動物の交尾は3日に1回が適当。雄犬は1回の交尾で1万メートルも走ったことになる」と、飼い主に言い聞かせていた。

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2007年3月19日、安徽省のペット病院で、1匹の雄犬が前足に点滴を打ちながら眠っていた。

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そばにいた飼い主の王(ワン)さんは、悲しそうな顔で「猟犬のこの犬は、最近たくさんの雌犬に種付けをした。1番多かった日は、3回。ここ2〜3日は食欲が衰えて、ついに昨日床に伏せてしまった。今まで、1回の種付けで1000元(約15000円)もらっていたので、発情期の春と秋には小遣い稼ぎになると思っていた。でもこんなに元気を無くすとは、本当に悔しい」と状況を語った。

その話を聞いた担当獣医は、「交尾の回数が多すぎて、犬が病院に来るケースは過去あまりなかった」と前置きし、「動物の交尾は、3日に1回程度がちょうどいい。雄犬は1回の交尾で、1万メートルも走ったことになる。人の世話無しで、犬が1日に3回も交尾をすることは絶対に無い。飼い主は金儲けのために、愛犬をこんな姿にしてしまった。犬の発情期に鳥や羊の腎臓を食べさせて、性欲を刺激する飼い主は多い。この方法は短期間で見ると有効だが、実は種付けできる期間を縮めてしまうことになるのだ」と、犬の生態について冷静に説明をしていた。

(翻訳・史湘懿/編集・饒波貴子)

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