中国の発展潜在力は巨大!欧州各国は中国の台頭を恐れる必要なく、利用して成長を―ドイツ紙

Record China    2012年11月12日(月) 18時17分

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6日、ドイツ紙は「中国はやがて米国に替わって世界を統治する」「中国経済は間もなく崩壊する」といった見方はいずれも誤りだと伝えた。写真は10月、国慶節連休で混雑する武漢の観光地。

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2012年11月6日、ドイツ経済紙ハンデルスブラットは「中国はやがて米国に替わって世界を統治する」「中国経済は間もなく崩壊する」といった見方はいずれも誤りで、中国は世界で最も大きな発展の余地を残している国であり、これを利用すれば欧州はより強大な勢力になれると論じた。8日付で中国紙・参考消息(電子版)が伝えた。

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中国ほど他国を引き付ける国はなく、また、中国に対してほど意見が別れる国はない。一部の人は「中国は米国に替わって世界統治をしようと考えている」と主張し、別の人々は「中国経済はやがて崩壊する」と予言する。しかし、このいずれの観点も誤っている。中国は早い時期に世界統治をできないだけでなく、中国経済も崩壊しないだろう。

中国は米国に次ぐ世界第2の経済体に成長したものの、国民1人当たりの平均収入は米国の5分の1に過ぎず、人口13億人の約50%は農村で生活している。2030年にはこの割合が30%にまで低下すると予想されているが、これは数億人分の家屋や学校、病院、道路などが新たに建造されることを意味しており、巨大な成長の潜在力を秘めている。

中国は現在、経済成長モデルを輸出依存型から内需依存型へと変更しようとしている。中国の国内消費がGDPの2倍近いスピードで成長を続けているだけでなく、政府は輸出や日欧米諸国への依存を減らす努力を続けている。また、エネルギーの高効率利用や生産効率の向上、イノベーションなどの分野においても巨大な潜在力を持っている。

さらに、中国は3兆3000億ドル(約264兆円)近くの外貨準備を擁しており、経済成長を刺激するための政策に大きな余地を残している。

従って、他の国々は中国のさらなる発展に自身を適応させるべきであり、中国の台頭に緊張する必要はない。逆に、中国の発展は他の国々に大きな富をもたらす可能性があり、喜ぶべきことなのである。

また、グローバル化した経済の良いところは、お互いに依存している点である。欧州の深刻な危機がさらに継続すれば、中国経済のさらなる発展の実現は極めて困難になる。

以上のことは、中国経済の発展が続くとともに、明日の世界は米中が共に強大な多極化の世界となることを表している。欧州各国がこのことを認識し、これに適した行動を取れば、多極化の1極に強大な欧州が出現することもあり得る。そうなれば、超大国の存在しない、競争にあふれた、より良い世界となるだろう。(翻訳・編集/HA)

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