「中国とアメリカの18歳の若者のどちらの未来がより明るいか？」という問いに対し、かつては当然のごとく「アメリカの若者」という答えが返ってきた。その当時、「アメリカンドリーム」とはすなわちより良い生活を意味していたからだ。しかし現在、その答えは「中国の若者」となっており、その結果は人々を驚かせている。中国の発展はそれほどまでにスピーディーで、米国よりも自分を成長させる機会が多いと感じさせるほどにまでなっている。米紙ニューヨーク・タイムズが18日付で伝えた。

中国と米国との格差は依然として大きいが、中国人は形はないものの、最も価値がある指標である「楽観的精神」という点で優位を占めている。世論調査によると、中国人は欧米人よりも楽観的だとしている。

その原因はいったい何なのだろうか？それは、中国が人類の歴史において未曾有の経済成長を実現しているからだ。改革開放40年間で、貧困脱出に成功した中国人の数は8億人に達し、これは米国の総人口の2．5倍にあたる。中国の世帯収入が大幅に増加しているだけでなく、子供たちも両親よりさらに長寿になっている。これは、中国国民の平均寿命がのびつつあることを示している。データによると、2013年に生まれた中国人男性は1990年生まれの男性より7年以上長生きすると予想されており、中国人女性の予想寿命も10年はのびると予想されている。

金融アナリストの呉さん（37）は、「中国は長きにわたり強大であり続けると思う。これまで世界の大部分の貧困者は中国に集中していたが、今や中国には世界の大部分の中産階級が住んでいるからだ」と語る。

米国と同じく、中国の貧富の格差は依然として顕著だが、米国と比べて中国の発展のほうがバランスが取れている。現在、中国の1人当たりの平均GDPは1万2000ドルだが、10年前は3500ドルだった。中国の改革開放がさらに深化していくのにつれて、中国の経済成長はさらに驚異的なスピードで成長することを誰もが信じている。（提供/人民網日本語版）