中国初の太陽熱発電所が完成、二酸化炭素を年間2336トン削減―北京市

Record China    2012年11月14日(水) 9時38分

拡大

13日、中国科学院電工研究所が建設した北京市延慶県にある太陽熱実験発電所は8月、太陽エネルギーを使った発電実験に成功し、以来3カ月にわたり無故障で稼動している。写真は北京市延慶県の太陽熱実験発電所。

(1 / 2 枚)

2012年11月13日、中国科学院電工研究所が建設した北京市延慶県にある太陽熱実験発電所は8月、太陽エネルギーを使った発電実験に成功し、以来3カ月にわたり無故障で稼動していることがわかった。これにより、中国初となる太陽熱実験発電所が完成し、中国は米国、ドイツ、スペインに続き、大型太陽熱発電の関連技術を掌握した世界で4番目の国となった。人民日報が伝えた。

その他の写真

同発電所は第11次五カ年計画期(2006〜2010年)の「国家ハイテク研究発展計画(863計画)」重点プロジェクトの1つ。延慶県の太陽熱資源に基づいて計算すると、同発電所の年間発電量は195万キロワット時で、従来の火力発電所と比べると、標準石炭換算で年間663トン分を節約できるほか、二酸化炭素2336トン、二酸化硫黄17.5トンの排出を削減できる。

太陽熱発電所の発電システムは一般的に集熱器、蓄熱器、発電機などから構成され、太陽エネルギーを熱エネルギーに転換し、その熱で水蒸気を発生させてタービンを回し発電する。蓄熱することで持続的に発電でき、また火力発電所に太陽熱発電施設を増設することも可能だ。(提供/人民網日本語版・翻訳/SN・編集/RR)

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携