中国5つ星ホテル、衛生スキャンダル暴露できれいに変われるのか―中国紙

Record China    2018年11月22日(木) 13時0分

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21日、中国紙・新京報は、中国の高級ホテルで国の基準を無視した不衛生な清掃が行われていたことが暴露された問題について、「中国5つ星ホテルは衛生スキャンダル暴露できれいに変われるのか」とする記事を掲載した。

2018年11月21日、中国紙・新京報は、中国の高級ホテルで国の基準を無視した不衛生な清掃が行われていたことが暴露された問題について、「中国5つ星ホテルは衛生スキャンダル暴露できれいに変われるのか」とする記事を掲載した。

記事によると、中国のあるネットユーザーが14日、北京や上海など14の五つ星級ホテルの清掃員が、客が使ったタオルやバスローブでコップや洗面台、トイレを拭くなどしていると暴露する動画をSNS上に投稿し衝撃が広がった。その数日後には、上海のある五つ星級ホテルが客室内の使用済みのバスローブを交換していない疑惑が浮上。中国の高級ホテルの清掃をめぐっては、昨年も北京の5つ星級ホテルが客室のベッドシーツを交換していないなどとする告発があった。

記事は、こうした事件が起きる背景について「ホテルの人件費圧縮と切り離して考えることはできない」とし、「ホテル側は、コスト削減のため客室に割り当てるスタッフの数を減らし、効率を求めるあまり基準を無視した不衛生な清掃を見て見ぬ振りしている。清掃担当者の素養にもばらつきがあり、監督も難しい。業界関係者によると、2016年の米国のホテルの人件費率はだいたい50%だが、中国のホテルは30%、高級ホテルでも34.95%だ」などと指摘した。

記事によると、こうした問題を解決するため、中国のホテル業界では、複数のホテルでの清掃担当者のシェアや、人間の接客員がおらず全ての作業を人工知能(AI)が行う無人ホテルなどの取り組みが始められているという。(翻訳・編集/柳川)

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