中国で「トウモロコシ革命」、輸入に頼る現状の打破も―英メディア

Record China    2012年11月15日(木) 8時3分

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12日、英ロイター通信は「中国のトウモロコシ革命、生産高大幅増の希望」との記事を掲載した。中国の農民が高生産の種子を使用し、先端技術を駆使しているという。

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2012年11月12日、英ロイター通信は「中国のトウモロコシ革命、生産高大幅増の希望」との記事を掲載した。中国の農民が高生産の種子を使用し、先端技術を駆使しているという。中国・環球時報が13日付でこれを報じた。

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2011年から2012年にかけ、中国ではトウモロコシの輸入高が550万トンを記録し、シカゴ商品取引所のトウモロコシ相場を引き上げるところとなった。2012年初旬のトウモロコシ価格は過去10年平均の2倍以上となり、世界第2の消費国となった中国の輸入依存傾向がさらに高まることを予感させた。

しかし同時に、中国は世界2位のトウモロコシ生産国だ。ここ最近では海外企業と協力して様々に交配種を開発し、耐旱性、耐害虫性種、耐雑草性の高い新種の種子を政府が認可した。これによって、中国東北部の産地における生産効率は米国中西部地区に匹敵するようになるという。米農務省(USDA)によれば、中国の今年のトウモロコシ生産量は過去最多の2億トンに上るとされ、輸入量が大幅に減少すると予測されている。

米バイオ化学企業・モンサント社の責任者は、「中国は今後7〜10年以内に需要と供給の差がほぼなくなる」と話しており、生産力の向上に努める中国は将来的にはトウモロコシ主要輸入国ではなくなるとみられている。なお、中国では食肉需要の急増から飼料としてのトウモロコシがニーズを高めている。(翻訳・編集/岡田)

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