Record China 2018年11月22日(木) 21時10分
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22日、ドルチェ&ガッバーナ(D&G)の「中国侮辱」騒動に関連し、中国メディアの環球網は、「D&Gのアジアでの人種差別はこれが『初犯』ではない」などと米国メディアが報じていることを紹介した。写真は2012年、香港でのD&Gに対する抗議活動。
2018年11月22日、イタリアのファッションブランド、ドルチェ&ガッバーナ(D&G)の「中国侮辱」騒動に関連し、中国メディアの環球網は、「D&Gのアジアでの人種差別はこれが『初犯』ではない」などと米国メディアが報じていることを紹介した。
報道によると、D&Gが上海で21日に開催予定だったファッションショーが、開催数時間前にキャンセルされた。招待されていた著名人の多くがボイコットを表明した。
騒動の発端は、D&Gがインスタグラムやフェイスブック、ツイッター、中国のウェイボーで公開した3つの動画シリーズだ。動画は上海でのショーに向けたプロモーションだったが、女性モデルがピザなどのイタリア料理を箸を使って食べる食べ方について、中国のユーザーなどから偏見だとの声が上がった。
さらにこの動画への不満をぶつけたネットユーザーに対し、同ブランドのデザイナーであるステファノ・ガッバーナ氏がインスタグラムで、中国を公然と侮辱するような発言をした。
D&Gはインスタグラムに、「ブランドとステファノのアカウントがハッキングされています」とする声明を投稿し、「今回の不正な投稿で、精神的苦痛を感じた方々に謝罪いたします。中国と中国の人々には敬意しかありません」とコメントしたが、批判の声は止んでいない。
環球網によると、米CNNのニュースサイトは22日、「D&Gがアジアで論争を起こしたのはこれが初めてではない」とし、2012年にD&Gの香港の店舗の警備員が、地元市民によるショーウインドウの撮影を禁止した一方で、海外または中国本土の顧客による撮影を妨げなかったことから、1000人以上の地元市民が店頭で抗議しD&Gが謝罪に追い込まれる騒動があったことを伝えている。(翻訳・編集/柳川)
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