Record China 2018年11月23日(金) 17時30分
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22日、同性愛者であることを公表している台湾のツァイ・ミンリャン監督が、小学生の頃の初恋エピソードを紹介。目前に迫る同性婚の可否を問う住民投票に影響を与えることになりそうだ。写真はツァイ・ミンリャン監督。
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2018年11月22日、同性愛者であることを公表している台湾のツァイ・ミンリャン(蔡明亮)監督が、小学生の頃の初恋エピソードを紹介。目前に迫る同性婚の可否を問う住民投票に影響を与えることになりそうだ。聯合報が伝えた。
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マレーシア出身で台湾を拠点にするツァイ・ミンリャン監督は、94年に映画「愛情萬歳」でベネチア国際映画祭の金獅子賞を受賞するなど、数々の名作を世に送り出してきた台湾映画界の巨匠。4年前に同性愛者であることを公表している。
22日、台湾のアカデミー賞・金馬奨のクロージング作品に選ばれた映画「[イ尓]的臉」の上映に参加したツァイ・ミンリャン監督が、終了後に自身の初恋エピソードを披露。小学3年生の時、同じクラスの男子生徒に恋をしたこと、学校の長期休暇では彼に会えず悲しい思いをしたこと、5年生の時に転校したため、その後は会えなくなったことなどを語った。
ツァイ・ミンリャン監督によると初恋の思いは、「大人になって誰かを愛した時と同じように強烈なもの」で、50年が過ぎても忘れられないという。相手の名前もよく覚えており、「今はどうしているかと、たまに思い出す。相手がゲイかどうかなどは関係なく、ただ幸せであってほしいと願っている」と語り、観客に深い感動を与えた。
台湾では昨年5月、同性婚を禁止することは「違憲」であると司法院大法官会議が認め、2年以内に法改正を行うよう要求。今月24日の統一地方選に合わせ、同性婚合法化を問う住民投票が行われることで、世界中から注目されている。「愛する権利」を訴えたツァイ・ミンリャン監督の言葉も、投票に大きな影響を与えそうだ。(翻訳・編集/Mathilda)
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