増加する「中国の中産階級」が世界経済の牽引力に?―米メディア

Record China    2012年11月17日(土) 8時29分

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12日、米メディアは急激に豊かになりつつある中国の消費者が世界経済を牽引する可能性について指摘した。写真は中国各地の海外ブランド店。

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2012年11月12日、CNNは急激に豊かになりつつある中国の消費者が世界経済を牽引する可能性について指摘した。14日付で環球時報が伝えた。

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中国では富裕層が高級ブランドメーカーに記録的な売上高をもたらしているが、実際に国内消費の牽引を期待されているのは大幅に増加している中産階級だ。チャイナ・マーケット・リサーチ・グループのマネージングディレクター、ショーン・レイン氏は中国には約3億5000万人の中産階級が存在していると推定する。

中国の中産階級について、ショーン・レイン氏は「米国の角度から見ると、彼らは真の中産階級ではない。米国では先祖代々の工員の家に生まれた子供は生まれつきブルーカラーの工員であり、そしてそれを誇りに思っている。しかし、中国ではこうした状況は存在しない。中国では誰もが豊かになれると語っている」と指摘した。

中国共産党第18回全国代表大会(十八大)では都市・農村地区の住民1人当たりの平均所得を20年をめどに10年の2倍にすることが提起され、これによって日々拡大する貧富の格差に対応しようとしている。オックスフォード大学の中国問題専門家カール・ガース(Karl Gerth)教授は「中国政府は社会保障システムの構築を通じて問題に対応しようと努力している。これによって国民は将来に備えて銀行に預けるつもりのお金を消費に回すことができるようになる」と指摘する。

また、実際により多くのお金が中国人労働者の懐に流れ込んでいるという。ショーン・レイン氏は「今まさに中国人が豊かになり、消費が増加している。これこそが、なぜ今年9月の小売額が前年同期比14.2%増となったのかの理由である」と話した。(翻訳・編集/HA)

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