米心理学研究で「人は体型によって性格を判断する」ことを発見

人民網日本語版    2018年11月23日(金) 14時20分

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「人は見かけによらぬもの」と言われるが、実際には、我々は、ある人物の体型からその人の性格を判断することが往々にしてある。

「人は見かけによらぬもの」と言われるが、実際には、我々は、ある人物の体型からその人の性格を判断することが往々にしてある。米国の新たな研究から、「初対面の時に他人に対する第一印象の決め手となるのは、その人の体型である場合が多い」という事実が判明した。具体的には、「太り気味の人は怠惰で、痩せている人は自信家」といった具合だ。生命時報が伝えた。

研究チームは、3D人体模型140体(男女各70体)作成し、大学生計76人に2つの角度から、これらの人体模型をじっくりと観察して、いくつかの言葉によって、それらの性格を判断させた。性格を示すこれらの言葉は、「ビッグ・ファイブ(特性5因子モデル)」理論にほぼ沿ったもので、「情熱的」、「外向的」といった積極的な性格や「保守的」、「恥ずかしがり屋」などの消極的性格が含まれている。その結果、全体的に見て、実験参加者の多くは、「太り気味の体型」と「怠惰」や「うかつ」など「マイナスの性格」を関連付けた。一方、「痩せ体型」は、「自信満々」や「情熱的」といった性格と関連づけられた。このほか、女性の典型的体型(ナシ型)および男性の典型的体型(広い肩幅)は、「議論好き」、「外向的」、「怒りっぽい」など「能動的」性格との関連性が認められた。反対に、「寸胴でやや太め」の体型は、「信頼できる」、「恥ずかしがり屋」、「頼りにできる」など、どちらかと言えば「受動的」な性格と関係が深いという結果が得られた。

この研究は、米テキサス大学ダラス校の研究チームによって行われ、研究成果は、学術誌「Psychological Science(心理科学)」上に発表された。これまでの研究では、「人々は、ある人の容貌を注視することで、その人の性格・学歴・社会的地位・財産などを推測している」と指摘されていた。だが、今回の研究で、「体型」も、我々が「他人を知る」上で重要な役割を果たしていることが判明した。研究チームは、「体型によって性格を判断するという状況は、一般的に存在する。だが、その結論は、必ずしも正確とは限らない」と指摘している。(編集KM)

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