2012年11月16日、アップルデイリー台湾版は記事「百度、新浪網では新指導者の妻は検索できず」を掲載した。

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15日、習近平体制の最高指導陣である、新たな中国共産党中央政治局常務委員7人が発表された。それに伴い中国ネット業界で急ピッチで行われている作業が常務委員7人の妻に関する情報をネットから削除すること。夫の昇進に合わせ妻もロケット式の出世を果たしていることなどがばれては都合が悪いためだ。当局の情報封鎖の効果は明らかで、常務委員7人のうち、2人は妻の名前すら分からない状況だ。

習近平（シー・ジンピン）総書記の妻にして国民的歌手である彭麗媛（パン・リーユエン）さんは例外的存在。他の常務委員の妻はほとんど公開の場に姿を見せようとしない。李克強（リー・カーチアン）首相の妻・程虹（チョン・ホン）さんは北京首都経貿大学外国語学部の教員。ただし授業は担当しておらず、学生の前に姿を見せることはない。余計な疑いをかけられまいと大学側の昇格の打診も断ったという。

残る常務委員5人の妻は以下のとおり。兪正声（ユー・ジョンシェン）の妻は張愛萍（ジャン・アイピン）元国防部部長の娘・張志凱（ジャン・ジーカイ）さん。王岐山（ワン・チーシャン）の妻は姚依林（ヤオ・イーリン）副首相の娘・姚明珊（ヤオ・ミンシャン）さん。いわば娘婿の立場で「太子党」（高官の子息によるグループ）入りしている。

張徳江（ジャン・ダージャン）の妻・辛樹森（シン・シューセン）さんは元中国建設銀行副総裁。すでに定年を迎え退職している。劉雲山（リウ・ユンシャン）、張高麗（ジャン・ガオリー）の妻はいまだに名前すら明かされていない。（翻訳・編集/KT）