2018年11月25日、「中国侮辱」を指摘されて上海市でのイベント中止したイタリアのファッションブランドのドルチェ＆ガッバーナだが、アンバサダー契約を解除した女優ディリラバ（迪麗熱巴）の反応が「遅すぎる」と、一部のネットユーザーに批判されている。新浪が伝えた。

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華人女性モデルを使った広告動画と、デザイナーのステファノ・ガッバーナ氏による侮蔑発言が問題視され、上海で予定されていた大型イベント「The Great Show」が急きょ中止されたのは今月21日のこと。世界中から注目されたこの騒動では、イベントに出演予定、またはそれ以外の芸能人たちが一斉にSNSを通じて「NO」を突きつけたことも話題になった。

人気女優ディリラバは今年2月、ドルチェ＆ガッバーナのアンバサダーに就任していたが、21日に所属事務所が声明文で契約解除を表明した。しかし、もう1人のアンバサダーであるTFBOYSのワン・ジュンカイ（王俊凱）は、それより1時間早く態度を表明。反応が最も早かったのが、当日イベントに参加予定だった俳優チェン・クン（陳坤）で、正午に欠席を発表していたが、ディリラバの表明はそれより1時間半遅れてのことだった。

これについて一部のネットユーザーが、「あまりに遅い」「愛国心の欠如」「アンバサダーなら誰より早く表明すべき」などとディリラバへの批判を展開しているが、「声明文の推敲（すいこう）には時間がかかるはずだ」「大切なのは意思の表明であり、時間の早さではない」といった擁護の意見も多い。なお記事では、「個々に事情もあり、発表時間の差を批判対象としてはならない」と考えを述べている。（翻訳・編集/Mathilda）