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中国が13年の宇宙計画発表、海外メディアは懸念も―中国メディア

Record China    2012年11月18日(日) 14時26分

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13日、中国はこのほど、来年の宇宙計画を発表した。来年上半期に有人宇宙船「神舟10号」を打ち上げるほか、下半期には月探査衛星「嫦娥3号」を打ち上げ、月面探査を行うという。写真は神舟9号の乗組員。

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2012年11月13日、中国はこのほど、来年の宇宙計画を発表した。来年上半期に有人宇宙船「神舟10号」を打ち上げるほか、下半期には月探査衛星「嫦娥3号」を打ち上げ、月面探査を行うという。海外メディアはこのニュースをこぞって伝えた。一部の西側メディアは中国の宇宙探査が新たなステップに進んだと感慨深げに報じたが、一方でこのことを懸念すべきなのか、それとも中国を宇宙探査のパートナーと見なすべきなのか迷うという見解も見られた。中国のある宇宙専門家は「中国は自国の定めた方針に従って宇宙計画を進めている。来年はわれわれにとって肝心な1年となるだろう」と語った。環球時報が伝えた。

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ラジオ・フランス・インターナショナル(RFI)など各海外メディアは、第18回党大会代表であり、有人宇宙飛行プロジェクトの副総指揮である牛紅光(ニウ・ホングアン)氏の言葉を引用し、「神舟10号が来年6月上旬に打ち上げられ、3人の宇宙飛行士が再び宇宙ステーション実験機『天宮1号』を訪問する予定」と伝えた。また、中国航天科技集団公司の馬興瑞(マー・シンルイ)社長は、「中国は来年下半期、嫦娥3号を打ち上げ、月面探査を行う。長征5号ロケットは2014年末に初打ち上げを行う計画。このほか2020年をめどに宇宙ステーションを建設する」と語った。

各海外メディアはこれらの情報をただちに報道した。英BBCは「中国は来年6月上旬に神舟10号を打ち上げる。この時期に打ち上げられなければ、次の発射ウィンドウは7−8月となる。宇宙飛行士は男性2人、女性1人になると見られる」と報じたほか、「この打ち上げは2020年までの宇宙ステーション建設を目指す中国にとって、大きな一歩となるだろう」とした。

仏AFP通信は「中国は宇宙計画を国家台頭と科学力増強のシンボルと見なしている。これまでに月面着陸に成功したのは米国のみだ。中国が来年下半期に嫦娥3号を打ち上げ、月面着陸に成功すれば、中国にとって初の地球外天体への軟着陸成功となる」と報じた。

一方で、複雑な感情を示すメディアもあった。米NBCは「中国の宇宙技術の進歩に対し、米国では2つの見方が存在する。1つは、中国がミサイルを迎撃できる衛星を有しているのではないかとし、発展の意図に透明度が欠けると疑問視する見方。もう1つは、中国は宇宙開発の潜在的パートナーであり、米国と共に宇宙の商業的価値を開発することができるという見方だ」と紹介した。

米国のウェブサイト「space.com」も同様の疑問を呈した。同サイトは「米国は中国の宇宙計画に懸念を抱くべきか?」とする文章を掲載し、「神舟シリーズの宇宙船はカプセル型の宇宙機ではあるが、中国の技術は急速に発展しつつあり、複数回の飛行が可能な宇宙船も開発中だ」と指摘。さらに専門家の言葉を引用し、「中国が宇宙船時代に突入してからのスピードは想像を上回る。どうあれ、各国の政策決定者は中国の宇宙計画に真摯に向き合うべきだ」とした。

宇宙専門家の厖之浩(マン・ジーハオ)氏は11日、中国の宇宙計画について次のように説明した。

第一段階は、神舟5号、神舟6号で宇宙飛行士を宇宙に送り込み、無事帰還させる。第二段階は、船外活動技術、ドッキング技術、宇宙実験室技術でブレークスルーを果たす。現在はこの段階にあり、来年の神舟10号の任務で基本的にドッキング技術を掌握する予定だ。さらに天宮2号と3号を打ち上げ、宇宙実験室技術と宇宙貨物船技術を掌握する。

第三段階は、2020年までに宇宙ステーション技術、すなわち、長期的に人が滞在し、宇宙資源を大規模に開発する技術を掌握する。(提供/人民網日本語版・翻訳/SN・編集/TF)

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