中国のDV被害者、平均35回暴力受けてようやく通報―中国紙

Record China    2018年11月27日(火) 6時40分

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26日、中国紙・新京報によると、中国のドメスティックバイオレンス(DV)の被害者は警察に通報するまでに平均35回の暴力を受けているという。資料写真。

2018年11月26日、中国紙・新京報によると、中国のドメスティックバイオレンス(DV)の被害者は警察に通報するまでに平均35回の暴力を受けているという。

記事は、11月25日が「女性に対する暴力撤廃の国際デー」であるとした上で、「(中国唯一の公式な全国婦女組合連合である)中華全国婦女連合会の統計によると、中国のDV被害者の90%近くが女性であり、2014年に中国の最高人民法院が公表したデータによると、中国の家庭の24.7%がさまざまな形のDV問題を抱えている」と伝えた。

また、国連の調査結果を紹介し「ほとんどの国で、暴力を受けている女性のうち、助けを求めた人は40%に満たず、さらに警察に通報した人は10%にも満たない」とした上で、「中国では、被害者は平均して35回の暴力を受けた後でようやく警察に通報している」と伝えた。

さらに、男性DV加害者のためのホットラインを開設し、8年間に1000人を超えるDV加害者から相談を受けてきた男性や、DV被害者のための法律援助を行っている女性のコメントを紹介。「加害者の認識や行動を変えない限り、DV問題を根治することはできない」「DVは、0回かn回(何回も)のどちらかだ。最初に暴力を受けた際に『受け入れられない』『我慢できない』と表明し、速やかに助けを求めない限り、効果的な再発防止は不可能だ」などと伝えた。(翻訳・編集/柳川)

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