「謝罪足りない」米ブラックフライデーも、D&GのNY店舗に華人の姿なし―中国メディア

Record China    2018年11月26日(月) 17時50分

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25日、中国僑網は、伊ファッションブランド、ドルチェ&ガッバーナが「中国を侮辱した」とされる問題で、「米国はブラックフライデーを迎えたが、マンハッタンの店舗を訪れる華人はほとんどいない」と報じた。

2018年11月25日、中国の華僑華人向けニュースサイト、中国僑網は、イタリアのファッションブランド、ドルチェ&ガッバーナ(D&G)が「中国を侮辱した」とされる問題で、米華字メディアの僑報の報道を引用し、米国は買い物シーズンの「ブラックフライデー」を迎えたが、ニューヨークの華人の多くは「D&Gの謝罪が足りない」と考えており、同ブランドのマンハッタンの店舗を訪れる人はほとんどいないと報じた。

報道によると、騒動の発端は、D&Gが21日に上海で開催予定だったショーのキャンペーンのためインスタグラムフェイスブックツイッター、中国のウェイボーで公開した動画で、女性モデルがピザなどのイタリア料理を箸を使って食べようとするシーンが「差別的だ」と反発を受けた。

さらにこの動画への不満をぶつけたネットユーザーに対し、同ブランドのデザイナーであるステファノ・ガッバーナ氏がインスタグラムで、中国を公然と侮辱するような発言をしたことなどから、ショーに招待されていた著名人の多くがボイコットを表明し、ショーは中止に追い込まれた。

D&Gは21日夜、SNSを通じて声明を出し、ショー中止について「中国、そしてドルチェ&ガッバーナを愛する世界中の人々に対して私たちが抱いている愛と情熱を持って特別に作り上げたものだった」とし、「今日起こったことは、私たちにとってだけではなく、このイベントを実現させるために昼夜働いた全ての人々にとっても非常に不幸なことだ。私たちの友人やゲストの方々に心の底から謝意を表したい」などと釈明した。

D&Gはさらに23日、ブランドの創立者であるドメニコ・ドルチェ氏とステファノ・ガッバーナ氏が世界中の華人に向けて謝罪する動画を公開した。両氏は「私たちの言行が中国の人々と国家にもたらしたすべてのことに、深い悲しみを感じています」「この経験と教訓を忘れることは決してありません。このようなことは決して繰り返されません」「私たちは中国文化を理解し、尊重するよう最善を尽くします」「最後に、私たちは心からの許しを求めます」などとし、最後に中国語で「ごめんなさい」と謝罪した。

記事は、ニューヨークの華人の多くがD&Gの謝罪について「おわびの気持ちが足りない」と考えているようだと指摘。「謝罪しても無駄。この2日間、五番街でショッピングしていたけど、D&Gのブティックに入る華人はほとんどいなかった」「D&Gのデザインが好きだったけど、今回の騒動で認識を改めさせられた。今日も店の前を通り過ぎたけど、中には入らなかった」などとする華人のコメントを紹介した。(翻訳・編集/柳川)

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