D&Gの炎上騒動、中国市場の重要性が浮き彫りに―米メディア

Record China    2018年11月28日(水) 13時50分

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27日、米AP通信は、中国でイタリアの高級ブランド「ドルチェ&ガッバーナ」(D&G)の広告動画などに「差別的」との非難が殺到した問題で、「世界の高級ブランド企業は、もはや中国市場なしには生き残れない」と報じた。

2018年11月27日、米AP通信は、中国でイタリアの高級ブランド「ドルチェ&ガッバーナ」(D&G)の広告動画などに「差別的」との非難が殺到した問題で、「世界の高級ブランド企業は、もはや中国市場なしには生き残れない」と報じた。参考消息網が伝えた。

今回の問題では、D&Gの看板デザイナー、ステファノ・ガッバーナ氏がSNS上で中国を汚物の絵文字でののしったとされる画像が出回り、非難が殺到。同氏は「SNSのアカウントが乗っ取られた」などと説明したが、冷ややかな視線を浴びた。ブランドのイメージは著しく損なわれ、中国の多くのモデルや芸能人が抗議を表明し、上海で予定されていたショーは中止に追い込まれた。

これを受け、ブランド創設者のガッバーナ氏とドメニコ・ドルチェ氏が中国語で「ごめんなさい」と謝罪する動画を短文投稿サイト「微博」などのD&Gのアカウントに投稿。「中国文化への見方にずれがあった。自分たちの言動で中国人や中国に与えた影響について真摯に反省する。今回のことを永遠に忘れない」などと述べて再発防止を誓った。

記事は、「謝罪の動画は大きな反響を呼び、中国市場の重要性が改めて浮き彫りになった。中国は巨大で、影響力は拡大を続けており、もはや無視できぬ国になったのだ」と伝えている。(編集・翻訳/大宮)

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