英国そのままの街並みを上海に再現……イングランドらしさに恋する中国―英紙

Record China    2012年11月20日(火) 15時10分

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14日、英紙デイリー・テレグラフはミック・ブラウン氏のコラム「イングランドに恋する中国」を掲載した。ダンヒルやテムズタウンなど中国人はイングランドらしさを愛しているかのように見える。写真は上海市のバンド。

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2012年11月14日、英紙デイリー・テレグラフはミック・ブラウン氏の記事「イングランドに恋する中国」を掲載した。18日付で環球時報が伝えた。

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英国の高級ブランド、アルフレッド・ダンヒルは中国で大人気だ。すでに100店舗以上を展開している。興味深いのは中国芸能人を広告キャラクターに起用せずにこの地位を築いたこと。アルフレッド・ダンヒルのあるストアマネージャーは、「芸能人を起用すれば効果は大きいが、ブランドの特長を薄めてしまう」と話した。つまりアルフレッド・ダンヒルの成功の鍵はそのイングランドらしさにあるのだ。

上海市松江区にはテムズタウンと呼ばれる地域がある。英国風の街並みを再現するというコンセプトで、街頭の公衆電話まで英国と同じ赤いボックス式になっている。ボックスに書かれた「チャイナ・テレコム」の文字がどこか不釣り合いだったが。

イングランドに恋しているかのようにみえるが、そう単純なものではない。私は上海市のバンド(外灘)を歩いてみた。かつて租界だったこの地にはいくつもの歴史ある英国風建築が残されている。訪れた日はちょうど中秋節の休日とあって多くの観光客でにぎわっていた。中国人の女性2人に写真を撮影して欲しいと頼まれたが、彼らは英国風建築ではなく、川向こうの超高層ビルを背景にする構図で撮って欲しいと言ってきた。

「あちらの建物は古すぎるもの。19世紀、英国は世界のトップだった。20世紀は米国。でも今は……」彼女たちはそこまで言って笑った。まあ、言わずともその後の言葉はわかるし、まさにその通りだろう。(翻訳・編集/KT)

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