人民網日本語版 2018年11月30日(金) 7時10分
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英調査会社ユーロモニター・インターナショナルはこのほど発表した報告書の中で、2030年に中国はフランスに代わり、世界で最も人気のある観光目的地になると予測した。
英調査会社ユーロモニター・インターナショナルはこのほど発表した報告書の中で、2030年に中国はフランスに代わり、世界で最も人気のある観光目的地になると予測した。新華社が伝えた。
同報告によると、「世界の今年の越境旅行者受入数はのべ14億人に上り、前年比5%増加した。多くの主要エコノミーが今年は経済成長を達成し、国際観光産業の収入は同11%増加する予測となっている。2030年の越境旅行者はさらにのべ10億人増加する見込み」という。
世界の観光産業のこの8年間の成長ペースは経済の成長ペースを上回り、成長の多くの部分がアジア・太平洋に集中した。アジア・太平洋の消費者は経済成長ペースが速く、中産階級の規模が拡大したことから、レジャー・娯楽に回せる可処分所得が増加し、今年のインバウンド観光客受入数は同のべ10%増加し、増加率は世界平均の2倍になった。
アジア・太平洋地域の中でも、中国の動きが特に突出している。これまでの成長ペースを踏まえると、中国は30年にフランスに代わり、越境旅行者に最も歓迎される旅行目的地になることが予想される。
ユーロモニターの観光産業分野シニアアナリストのヘールツさんは、「アジア・太平洋のエコノミーが査証(ビザ)の制限を徐々に緩和して、地域内の越境旅行がより円滑になり、受け入れたインバウンド観光客の80%が地域内の観光客だった。また、東京が20年に開催する夏季五輪、中国の北京と張家口が22年に合同開催する冬季五輪など、アジア各国が主催する大型スポーツイベントが観光産業の発展をさらに後押しするとみられる」と述べた。(提供/人民網日本語版・編集/KS)
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