中国寧夏回族自治区呉忠市塩池県で22日、逃亡犯が裁判所の傍聴席に現れ捕まる珍事件が発生した。26日付で新華社通信が伝えた。

裁判所の職員は当時の様子について、「裁判所内ではマスクの着用が禁止されており、不審に思った職員が警察部門と連携し、男性が逃亡中の容疑者であることを突き止めた」と説明している。職員に話しかけられた容疑者はその場を後にしようとするが、出口にはすでに警官が待機しており、そのまま容疑者を拘束した。

容疑者は賭博関連の違法行為で警察が行方を追っていた人物で、裁判所で賭博関連の審議が行われると聞きつけ、自分と同じ案件がどれだけの刑罰を科せられるのかを確認するために傍聴したと供述している。ネットでは容疑者の行動に爆笑する書き込みが多く、「最も危険な場所が最も安全って勘違いしたのか？」「このIQでよく犯罪ができたな」とやゆする書き込みが多く寄せられている。（翻訳・編集/内山）