中欧班列が郵便物輸入の実証実験に成功 沿線各国でサービス向上

人民網日本語版    2018年11月28日(水) 23時40分

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重慶市の重慶国際郵便物互換局鉄道通関地センターで26日、ドイツからの郵便物を積んだコンテナが開封された。

重慶市の重慶国際郵便物互換局鉄道通関地センターで26日、ドイツからの郵便物を積んだコンテナが開封された。税関の検査などを経た後、宛先人の手元にそれぞれ配達されるという。これは国際定期貨物列車「中欧班列」による郵便物輸入の実証実験が初めて成功したことを意味する。中国新聞網が伝えた。

中国国家郵政局弁公室(外事司)の高洪波副室長は取材に対し、「中欧班列を利用して国際郵便物を輸送するのは、国際郵便物輸送モデルの世界的な革新であり、中国と沿線各国とのインフラ施設の連結や貿易の円滑化を促進し、中国と沿線各国との郵政事業協力を強化し、沿線各国の人々がより高いコストパフォーマンス、より豊富な品目・種類、より環境保護に配慮した物流、より安定した時間設定に支えられた越境ECの配送サービスをスムーズに利用できるようにする上で、非常に重要な意義がある」と述べた。

中国と欧州を結ぶ中欧貨物輸送班列が開通し、コストは空輸より安くなり、時間は水上輸送よりも短縮された。このうち中欧班列重慶路線では累計2779本の列車が運行し、標準コンテナ(TEU)16万TEUを超える貨物を輸送し、輸送された貨物の価格は200億ドル(約2兆2766億円)を超え、貨物の品目・種類は電子スマート端末製品から自動車の完成車と部品、機械製品、工業用品、郵便小包、日用品などへと広がった。

これまで国際郵便物輸送といえば空輸と水上輸送が主なルートだった。高氏は、「空輸と水上輸送に比べ、貨物輸送班列はコストパフォーマンスがより高く、運行が常態化すれば人々に新たな輸送方法を提供することになる」と述べた。

高氏は、「2018年には、中欧班列(重慶)が輸出郵便物輸送の常態化した運営を実現した。今回はドイツから重慶への郵便物輸入の実証実験に成功し、中欧班列の郵便物輸送業務はまた一つ重大なブレークスルーを達成し、これから輸出入双方向の郵便物輸送の大規模化と常態化をさらに実現するための良好な基礎を打ち立てた」と説明した。

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