中国の国産旅客機、ボーイング・エアバス2大メーカーに挑む―豪紙

Record China    2012年11月21日(水) 4時43分

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19日、中国の国産旅客機「C919」はすでに多くの発注を受けており、ボーイングとエアバスの2社が占める市場の一角を崩す存在になるかもしれない。写真はC919の実寸大模型。

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2012年11月19日、豪シドニー・モーニング・ヘラルド紙は「中国の国産旅客機がボーイング、エアバスに挑む」と題した記事を掲載した。珠海航空ショーに出展された新型旅客機は今はまだモデル機にすぎないものの、すでに多くの発注を受けており、ボーイングとエアバスの2社が占める市場の一角を崩す存在になるかもしれない。環球時報(電子版)が伝えた。

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18日に閉幕した珠海航空ショーにおいて、中国商用飛機有限責任公司(COMAC)は新型国産旅客機「C919」について新たに50機の受注を獲得したと発表した。急速な経済成長にともない、中国では航空需要も高まっており、ボーイングの試算では中国は今後20年で5260機もの旅客機の需要が見込まれている。

需要の高まる巨大な市場に中国はC919旅客機で参入し、シェアを獲得しようとしており、業界関係者によればC919旅客機は中国が威信をかけて開発した機体で、ボーイング737やエアバスA320に対抗する存在だという。

しかし、2014年までに旅客機を飛べる状態にするだけでなく、生産速度の向上、市場の拡大や安全性、信頼性の向上など多くの課題が残されていると航空アナリストは指摘している。(翻訳・編集/岡田)

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