人民網日本語版 2018年11月28日(水) 23時40分
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年の瀬の12月が近づき、バラエティー豊かなブック型日めくりカレンダーが、各ECプラットホームや微信(WeChat)のモーメンツの「主役」となっている。
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年の瀬の12月が近づき、バラエティー豊かなブック型日めくりカレンダーが、各ECプラットホームや微信(WeChat)のモーメンツの「主役」となっている。筆者の統計によると、本稿執筆時点で、市場にはおよそ40種類の2019年ブック型日めくりカレンダーが発売されている。数だけを見ると、17年の51種類、18年の56種類よりも少ないものの、その内容や形式はグレードアップしている。各大手出版社は、新商品やバージョンアップしたカレンダー、新しいアイデアを取り入れたカレンダーなどを打ち出して、新しいものを追求するスタイルへと舵を切っている。また、新たにブック型日めくりカレンダー商戦に参戦する出版社なども出てきている。北京青年報が報じた。
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大学出版社もブック型日めくりカレンダー商戦に参戦
「国博日歴」
種類は昨年よりも少なくなったものの、依然として多くの出版社などが今年、ブック型日めくりカレンダー商戦に参戦している。国家博物館もそのうちの1つ。同博物館の豊富な歴史、文化のリソースを売りにした日めくりカレンダー「国博日歴」を打ち出した。そこにはたくさんの史料が盛り込まれ、毎日、中華文明の輝かしい歴史を至近距離で鑑賞し楽しむことができるだけでなく、そこから伝統文化の知識や知恵を得ることができる。
国家地理中文網は「様々な角度から地球を見る」をキャッチフレーズに、これまで雑誌に掲載された名作の写真とカレンダーを組み合わせ、素晴らしい瞬間を「2019国家地理中文網日歴」にまとめた。
その他、人民出版社も人民日報海外版学習グループがまとめたカレンダー「平天下」を発売。南京大学出版社は同校の学生向けに、同校の学術の大家やシンボルとなる建物、歴史的エピソードなどを捉えた貴重な写真約400点をまとめたカレンダー「南大記憶2019」を発売している。
「花が咲くカレンダー2019」
種を植えたり曲を聴いたりできるブック型日めくりカレンダー登場
昨年、古典文学教授の葉嘉瑩氏がまとめた「中華詩詞日歴」と中医学医師の祁営洲氏の「紅楼夢日歴」という日めくりカレンダーを打ち出した中華書局は今年、「唐詩の美日歴」と「宋詞の美日歴」を発売している。どちらも裏表紙にQRコードがあり、スキャンすると宋代の詞や唐代の詩の朗読を聴くことができる。
ブック型日めくりカレンダーというと、タイプやテーマがよく似た商品が多く、ほとんどの表紙が布クロスのハードカバーで、デザインや挿絵などを重視するレイアウトとなっており、こうしたブック型という装丁デザインである以上、斬新なものを打ち出すのは難しい。内容やデザインをイノベーションすることはできないのだろうか?この点について、一部の出版社は柔軟な発想を取り入れ、「花が咲くカレンダー2019」といったブック型日めくりカレンダーは、新たなアイデアを盛り込んでいる。
「花が咲くカレンダー2019」のテーマ自体は、植物を紹介するというありふれたものだが、特別なのはその「帯紙」で、それらは植物の種でできている。その種を植えて育てると、本当に「花が咲く」という。
その他、「網易音楽」のカレンダーは、各ページが「レコード」のようになっており、そのQRコードをスキャンすると、網易雲で365日毎日違う曲を聴くことができる。(編集KN)
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