中国のエネルギー植物増産技術、インド国家発明特許を取得

人民網日本語版    2018年11月29日(木) 20時20分

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中国科学院西双版納(シーサンパンナ)熱帯植物園への取材によると、同植物園熱帯植物資源持続可能な利用重点実験室が申請する、エネルギー植物「ナンヨウアブラギリ」専用成長調整剤及び応用技術が、インド国家発明特許を取得した。

中国科学院西双版納(シーサンパンナ)熱帯植物園への取材によると、同植物園熱帯植物資源持続可能な利用重点実験室が申請する、エネルギー植物「ナンヨウアブラギリ」専用成長調整剤及び応用技術が、インド国家発明特許を取得した。科技日報が伝えた。

同実験室エネルギー植物分子育種研究チームの徐増富研究員と潘帮珍副研究員が出願したこの特許は、2010年2月に国内特許と国際特許を同時に取得し、そして2012年9月にナンヨウアブラギリの栽培面積で最も高い潜在力を持つインドとブラジルで国家特許を出願した。2013年11月には「ナンヨウアブラギリ専用調整剤及びその応用」が中国国家発明特許を取得し、2018年5月には正式にインド国家発明特許を取得した。ただし、ブラジルでの国家特許出願は、現在のところはまだ再審査の段階だ。

同技術はかつて「ベンジルアミノプリンの処理でバイオ燃料植物ナンヨウアブラギリの生産量が大幅増」というタイトルで、国際的な学術誌「Journal of Plant Growth Regulation」に掲載され、国内外の学者から広く注目された。科学網によると、基礎研究の論文を主な収録範囲とする引用索引「SCI( Science Citation Index)」に収録された回数は57回。同発明はナンヨウアブラギリの雌花の比率が低いことにより生産量が少なくなるという際立った問題に焦点を絞り、植物成長調整剤を使用し雌花及び花全体の数を増やす解決策を提供した。発明に記載されている方法によると、細胞分裂を促進する6-ベンジルアミノプリンによりナンヨウアブラギリの花序を処理することで、種子の生産量を平均2.3倍増加できる。従来の技術と比べると、この特許技術は操作がシンプルかつ低コストで、応用の高い将来性を持つ。(編集YF)

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