北京市にワイン取引センター発足、世界最大を目指す―中国

Record China    2012年11月21日(水) 17時3分

拡大

19日、中国・北京市人民政府国有資産監督管理委員会が明らかにしたところによると、長らく準備が進められてきたワインの取引センター・北京国際葡萄酒交易所が、今月初めに登録を終えて正式に発足した。写真は江蘇省のスーパーで販売されているワイン。

(1 / 2 枚)

2012年11月19日、中国・北京市人民政府国有資産監督管理委員会が明らかにしたところによると、長らく準備が進められてきたワインの取引センター・北京国際葡萄酒交易所が、今月初めに登録を終えて正式に発足した。世界で最も大きく最も影響力のあるワイン市場の取引センターになることを目指すという。新京報が伝えた。

その他の写真

手数料は売買双方から2%ずつ

同センターは登録資本金が1億元(約12億9000万円)で、うち北京市直属の国有企業である北京一軽持株有限責任公司が3千万元(約3億8700万円)を出資する。このほかの出資者には中糧酒業有限公司、中信国安葡萄酒業株式有限公司、北京産権交易所(知的財産権取引所)、北京海航置業有限公司、信達投資有限公司などがある。これらの企業が出資することにより、同センターは資源、資本、ルート、物流などで一定の優位性を備えることになるという。

同センターのサイトをみると、赤ワインの指し値や呼び値の情報が大量に表示され、価格は数10元から数千元までとさまざまだ。同センターで口座を開設して会員になると、取引システムの顧客端末を通じて競売に参加することができる。取引が成立すると、売買双方はそれぞれ成約額の2%を基本取引サービス費として同センターに支払うことになる。

関連の資料によれば、現在の世界最大のワイン取引センターは英国にあるロンドン国際ワイン取引所で、240社を超えるアルコール企業と一部のファンドが取引に参加している。同センターは成約状況を踏まえて、高級ワイン50銘柄、100銘柄、500銘柄に基づく指数(Liv-Ex50、Liv-Ex100、Liv-Ex500)とフランス・ボルドー産の100銘柄に基づく指数を発表している。

発展する中国ワイン市場

中国では現在、香港地区、上海市、天津市などに複数のワイン取引所がある。ある業界関係者の予測によると、中国人の赤ワイン消費量が伸びており、赤ワイン投資はこれから10年間、黄金の発展期を迎えるという。

同委関連部門の責任者によると、同センターの発足は、北京市直属の国有企業による資源の整理や戦略的協力の強化などの一種の縮図だという。(提供/人民網日本語版・翻訳/KS・編集/内山)

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携