ひき逃げ、老夫婦の三輪車がはねられ妻即死―北京

2007年3月19日夜9時過ぎ、北京市内で三輪車に乗っていた60歳代の夫婦が自動車にひき逃げされた。63歳の妻は即死、夫は頭にけがを負った。

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事故当時、妻が自転車を漕ぎ、夫が後ろの荷台に座っていたという。はねた自動車はそのまま逃げ去った。夫の話によると、ぶつかった車は小型自動車ということだが、それ以上はわかっていない。警察は現場に落ちていたナンバープレートを押収し、これをもとに捜査を開始する。

血の海となった現場にはガラスの破片やバンパーの一部が散乱、道端に放り出された三輪車はひどく変形していた。そして周囲に散らばった買ったばかりのマントウ（蒸しパン）も涙を誘う。事故の連絡を受け、現場に駆けつけた娘たちの話では、この夫婦は1年前に河南省から北京にやってきて、廃品回収をしながら生計を立てていたという。