「パナマ病」でバナナ農園激減、新品種への切り替えで対応―広東省珠海市

Record China    2007年3月23日(金) 7時17分

拡大

広東省珠海市の農民たちが「黄葉病」とよぶ「バナナのがん・パナマ病」。珠江デルタ地域のバナナ農園は、大きな被害を受けてきた。新品種の開発を進めてきた農業部門は、強い抵抗力を持つ品種ができたことを発表。今後被害が出た時は、品種を切り替えていく方針だ。

(1 / 7 枚)

2007年3月22日、広東省珠海市の農民たちが「黄葉病」と呼ぶパナマ病。「バナナのがん」と言われるこの恐ろしい病気は、対処方法が見つかっておらず、感染速度も速い。

その他の写真

過去黄葉病が流行した、珠江デルタ(広州、香港、マカオを結ぶ地域)では、この黄葉病を恐れるあまり、ここ10年でバナナの作付面積が3000ヘクタールも減少した。珠海市農業部門によると、現在珠海市のバナナ農園の面積は約4000ヘクタール。黄葉病の感染面積は、2005年は約250ヘクタールだったとのことだが、現在はどの程度が感染しているのか、正確にはつかめていないという。

新品種の開発を進めてきた農業部門だが、この度「黄葉病の感染拡大を押さえ込むことに成功した」と発表。黄葉病に強い抵抗力を持つ品種「ユエ優抗1号」の開発に成功し、再び黄葉病が流行した時は、バナナの品種を切り替えて対抗する、とコメント。農民たちへの情報提供を始めているそうだ。

(翻訳・高口康太/編集・饒波貴子)

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携