BRIDGE 2018年12月4日(火) 14時40分
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中国・新華網は3日、「日本を訪れて健康診断や病気治療を受ける中国人がここ数年増えている」とする記事を掲載した。イメージ写真。
中国・新華網は3日、「日本を訪れて健康診断や病気治療を受ける中国人がここ数年増えている」とする記事を掲載した。特に、がん患者の間でこうした希望が目立つという。
記事は、日本政策投資銀行の試算として、「潜在需要が実現した場合、日本の医療ツーリズム市場は2020年に約5500億円規模に達する」とのデータを紹介。「医療目的で日本を訪れる中国人旅行者の数は31万人に上る見通しだ」と報じ、海外の医療サービスに関する中国の専門家から「日本は数年前にようやく海外のがん患者の受け入れを始めた。受け入れ経験や医療資源は米国に遠く及ばないが、日本の強みは距離的な近さ。費用も米国の約半分だ」との指摘があったことを伝えた。
記事はまた、国立がん研究センターが発表した調査結果として「世界71カ国・地域中、日本は食道がん、胃がん、肝臓がん、肺がん、乳がん、子宮頸がんなどで5年生存率が世界トップクラス。ただ、皮膚、血液のがんでは欧米を下回った」と説明。日本でのがん治療について、前述の関係者は「日本の医師は患者と十分に意思の疎通を図り、患者の立場に立って最善の治療方法を考える」とコメントしたという。(提供/Bridge・編集/Asada)
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