2012年11月27日、中国企業報によると、トヨタ自動車は中国での販売回復に向け、現地での社名表示を「豊田中国」から「中国豊田」に変更する方針を示した。中国自動車メーカー・第一汽車との合弁会社・一汽トヨタの田聡明（ティエン・ツォンミン）常務副総経理が同紙の取材に答えた。

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尖閣諸島の領有権をめぐる日中対立激化を受け、中国では日系車種の販売台数が軒並み減少。落ち込み幅は市場全体で5割に達している。トヨタ車販売も同様に打撃を受けており、同副総経理は「今年の年間販売台数は、年明けに示した通年目標の8割に達すれば上出来」と話している。

同副総経理はその上で、販売回復に向けた現地化戦略推進の一環として、将来的に社名の「豊田中国」を「中国豊田」に変更する可能性があると説明。「これは口約束ではない」と強調し、開発拠点の拡大や生産コスト削減などを進め、「最終段階として社名が中国豊田になる。今後は（現地化の）速度は加速するだろう」と述べた。（翻訳・編集/AA）