日本一入館料の高い美術館、中には何があるのか―中国メディア

Record China    2018年12月7日(金) 22時20分

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6日、環球網は、日本で最も入場料が高額な美術館について紹介する記事を掲載した。

2018年12月6日、環球網は、日本で最も入場料が高額な美術館について紹介する記事を掲載した。

記事が紹介したのは、徳島県にある大塚国際美術館。その入館料は美術館としては日本一高いと言われる。一般が3240円、大学生が2160円、小中高生が540円だ。

1998年3月にオープンした同美術館は占有面積6万6663平方メートル、建物面積9282平方メートル、地下5階、地上3階となっており、建物は山の内部にはめ込むようにできている。館内の総面積は2万9140平方メートルに及び、オープン当時は日本最大の美術館だった。2007年に国立新美術館ができて日本一大きな美術館の座は譲ったが、現在も私立美術館としては日本最大規模を誇る。

記事は、「同美術館には世界25カ国の洋画1000点あまりが収蔵されている」と紹介。その最大の特徴は、特殊な技術を用いて世界の名画を原寸大で陶板上に焼き付けた作品が展示されていることであるとし、「作品のサイズはもちろん、顔料の凹凸や細かいひびまで全て忠実に再現されている」と説明した。

また、「陶板画は火災や水害に強く、光を浴びても色あせせずに約2000年は現状を維持できるため、文化遺産の記録保存に大きく貢献している」と伝えた。そして、「陶板画のタフさから館内の展示品は写真撮影が可能(フラッシュと三脚は使用不可)であるとともに、手で直接触れることができるほか、モネの「睡蓮」など一部作品の屋外展示も実現した」と紹介している。

さらに、すでに失われてしまった作品の修復にも取り組んでおり、ダ・ヴィンチの「最後の晩餐」やゴッホの「ひまわり」、ミケランジェロの「最後の審判」「創世記」も館内に再現されていると説明。館内にはまだまだ展示の余地があることから、「同美術館では今後もさらに西洋の名画の複製を続けていくようだ」と伝えた。(翻訳・編集/川尻

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