2019年2月8日、環球時報は、伊メディアがイタリアも華為技術（ファーウェイ）と中興通訊（ZTE）を排除すると報じたが、イタリア当局はこれを否定したと伝えた。

記事によると、伊メディアのラ・スタンパは7日、関係筋の話として、イタリアがファーウェイとZTEの機器を5Gの通信網に採用することを禁止すると報じた。関係者はこれが米国からの圧力によるものだと話していたという。

しかし、環球時報は海外メディアの報道として「イタリアは『5G通信網構築におけるファーウェイとZTEの参加禁止』報道を否定した」と紹介。イタリアの経済発展部は7日に声明を発表し、ファーウェイとZTEの機器を5Gの通信網に採用することを禁止するとのメディア報道について、「そのような取り組みを採用する意図はまったくない」と説明したという。

記事は、「イタリアの通信会社はこれより前、政府による禁止が出るまではファーウェイとの協力を継続していくと表明していた」と紹介。「米国は欧州の友好国に対して次世代通信網にファーウェイ製品を使用しないよう説得しているが、いまのところEUはファーウェイを禁止していない」とも伝えた。（翻訳・編集/山中）