Record China 2012年11月29日(木) 22時10分
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28日、全米不動産業者協会によると、11年に米国で中国人投資家が購入した不動産の合計額は70億ドル(約5600億円)以上だった。写真は大連の不動産見本市に出展した米不動産会社の広告。
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2012年11月28日、全米不動産業者協会(NAR)によると、11年に米国で海外投資家が購入した不動産の合計額は820億ドル(約6兆5600億円)で、そのうち中国人の不動産購入額はカナダ人に次ぐ2番目の多さの70億ドル(約5600億円)以上だった。中国新聞社が伝えた。
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米国では、大暴落に見舞われた不動産市場で、海外投資家の積極的な投資によって回復の傾向が見え始めている。米FOXニュースによると、中国人投資家は米国で不動産を購入する際、カリフォルニア州やニューヨーク市の数百万ドルの高級住宅を好んで選択する傾向が目立ち、その多くが現金払いだという。
中には、中国人投資家を対象に特別にデザインした豪華住宅もある。カリフォルニア州パサデナで800万ドル(約6億4000万円)の値が付けられている住宅には、各家屋にそれぞれ大小2つずつのキッチンがあり、小さい方のキッチンは中華料理が作り易いように工夫され、庭には鯉を飼うための池が用意されている。
こうした傾向について、カリフォルニア州の仲介業者は「中国人は自宅で商談する習慣があるため、家屋や調度品に自身の地位や成功の証を示すことができるものを配置したいと考えている」と分析する。
中国人側から見ると、現在の米国不動産市場は大暴落を経てコストパフォーマンスがかなり良くなっている。しかも、中国とは異なり土地も含めて購入でき、良好な教育条件や安全な環境、快適な生活まで手に入れられる。
ラスベガスで中国人向けの不動産仲介業を手掛けている業者は「米国での不動産購入は中国人富裕層の身分や地位の象徴となっている。友人たちに海外不動産を自慢するのは誰にでもできるような簡単なことではないからだ」と話した。
また、中国人による米商業不動産に対する投資も活発で、11年の投資額は数年前の4倍の規模に相当する約20億ドル(約1600億円)に上っている。(翻訳・編集/HA)
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