10年間も道路の真ん中に佇む家=政府の対応に反発し立ち退きを拒否―浙江省台州市

Record China    2012年11月30日(金) 6時35分

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27日、中国・浙江省台州市で、立ち退きに応じなかった家が道の真ん中にぽつんと佇んでいた。この家には、53歳の男性とその妻子、そして男性の両親の5人が10年あまりに渡り住んでいる。

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2012年11月27日、中国・浙江省台州市で、立ち退きに応じなかった家が道の真ん中にぽつんと佇んでいた。チャイナフォトプレスが伝えた。

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この家には、53歳の男性とその妻子、そして男性の両親の5人が10年あまりに渡り住んでいる。家主の男性によると、2002年に現地政府と取り壊しに関して契約書を交わしたが、現地政府が約束の9万元(約117万円)ではなく7万元(約91万円)しか払わなかった。それでも家族は我慢したのだが、現地政府はさらに、何かと理由をつけては両親の住むところを手配しようとしなかった。

7万元では土地を購入して家を建てることはできず、家族は知人から2万元(約26万円)借りて9万元を現地政府に支払い、契約書を取り戻した。その後、現地政府は家族が住む家の水道を止め、テレビの電波も届かなくなった。現在家族は夜遅くに現地政府が取り壊しに来るのではと恐れ、監視カメラを取り付け、夜には各部屋に家族の誰かが寝るような対策をとっているという。彼らがこの家に住み続ける詳しい理由は伝えられていないが、これほどまでに不自由な生活にも耐えているのだから、よほど訴えたいことがあるのだろう。(翻訳・編集/内山

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