四川省の大学、ピアノを弾けるクラフトペーパーを開発

人民網日本語版    2018年12月12日(水) 0時20分

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成都信息工程大学のチームが開発した「インタラクティブマジカルブック」と呼ばれる光と影の芸術的効果を利用した新メディア・インタラクティブ装置は、テクノロジーによって普通のクラフトペーパーを瞬時にしてピアノもしくはキャンバスにすることができる。

成都信息工程大学への10日の取材によると、同校コンピュータ学部インタラクティブメディアスタジオのチームが開発した、「インタラクティブマジカルブック」と呼ばれる光と影の芸術的効果を利用した新メディア・インタラクティブ装置は、テクノロジーによって普通のクラフトペーパーを瞬時にしてピアノもしくはキャンバスにすることができる。中国新聞網が伝えた。

この「マジカルブック」はA3サイズのクラフトペーパー1枚、プロジェクター1台、AirBar、Kinectなどのセンサーからなる。利用者は卓上の映像を指で触り「絵画」を選ぶと、クラフトペーパーの上で好きなように創作できる。これを「ピアノ」に切り替え、クラフトペーパーの上に白黒の鍵盤になる紙を置けば、使用者はそこで美しい曲を弾くことができる。

同校2018年度卒業生の王思睿氏によると、チームは当初タッチパネルのキャンバスを作ろうと思っていたが、1年以上の研究開発を経てこれにゲームや音楽などの機能を追加した。

「多くの人が幼い頃、お絵かき帳にピアノを描いたことがあるはずだ。ペンで描いたピアノをすぐに弾けるようにすることが、私たちのチームの挑戦だった。これは私の幼い頃の夢を叶えることでもあった」。王氏によると、「マジカルブック」のピアノ機能は当初白い鍵盤しかなかったが、改良を続け黒い鍵盤を追加した。

同校コンピュータ学部の教員である呉琴氏によると、「マジカルブック」は主に赤外線カメラを使い遠距離のタッチ制御を実現する。システムは使用者が指で描いた内容に基づき、それに応じたシーンを選び交流する。(編集YF)

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