中国の新エネ車が積極的に海外進出、日本でも高評価―中国メディア

人民網日本語版    2018年12月15日(土) 17時20分

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中国の新エネ車が積極的に海外進出している。写真は中国の電気自動車。

中国自動車メーカーの比亜迪は今年10月、ネパールの首都カトマンズでネパール文化観光民間航空省に第1陣となるEVバス「C6」の引渡しを行った。ネパールのオリ首相は今回の引渡しについて、「今日はネパールと世界EV先進技術が歴史的に結びつき、ネパールの公共交通の新たなスタートとなる日。われわれの共同の取り組みにより、ネパール全国のEV化を推進していきたい」と述べた。

これはネパール公共交通の電動化革命が正式に始まったことを意味し、また同時に比亜迪は全世界でのEV変革推進で、さらに一歩踏み出したことを意味している。

中国の新エネ路線バスの海外進出はこれが初めてではない。エジプトやフィリピン、シンガポール、日本、ハンガリーなど、中国メーカーの新エネ路線バスは全世界に広がっている。

しかし海外進出した当初、中国の新エネ路線バスは現在ほど認められ、信頼されていなかった。英デイリー・テレグラフ紙はかつて、「中国は安価で燃費の悪い自動車を作ることで知られている」と伝えていた。

比亜迪は2015年に中国のEVバスの最高水準を代表し、日本の京都に初となる5台のEVバスを提供した。日本メディアは当時、まだ静観していた。また一部のネットユーザーの態度は、「メイドインチャイナ」への不信感を反映していた。「1年後にどうなることやら、走っているうちにバラバラになるだろう」といった疑いは最終的に払拭された。日本のバス専門誌「BUSRAMA」によると、比亜迪のバスは運行1年後、ドライバーや乗客、事業者から好評を博しており、日本は2017年末に比亜迪のEVバス「K9」を10台追加調達し、リピーターとなった。

また多くの中国人は英ロンドンを旅行で訪れると、その街頭にあふれる赤い新エネバスの多くが、中国製であることに驚かされる。統計データによると、英国のEVバス市場における比亜迪のシェアは50%以上で、ロンドンでは8割以上となっている。

宇通客車のEVバスが11月23日、船でチリへと運ばれた。この100台のEVバスは、宇通客車がチリで初めて獲得した注文となる。また中国新エネバスの輸出台数として最大記録を樹立し、現在もその記録は破られていない。(提供/人民網日本語版・編集/YF)

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