<衆院選>日本の政党が擁立する美人刺客は、選挙の娯楽化だ!日本国内で批判も―中国メディア

Record China    2012年12月5日(水) 12時20分

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4日、間近に迫る衆議院議員総選挙では12政党が乱立する。“美人刺客”を擁立する政党もあり、エンターテインメント化する選挙に批判が生じている。資料写真。

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2012年12月4日、衆議院議員総選挙を今月16日に控え、日本では12政党・1400人以上の立候補者が議席を争う事態となっている。一部の政党は次々と“美人刺客”を擁立。エンターテイメント性が色濃くなってきた選挙戦について、日本各メディアが報じている。中国・環球時報(電子版)が伝えた。

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“美人候補”は2005年、小泉純一郎前首相が郵政民営化の是非を問う選挙で誕生した。「小泉チルドレン」と呼ばれる83人の新人が当選。日本の政界に激震が走った。09年には民主党総裁(当時)の小沢一郎氏が「小沢ガールズ」を擁立。26人が当選した。美人候補者の当選率は高く、各政党は今回も美女を“刺客”として次々と擁立。ベテラン議員の対抗馬にしている。

橋下徹大阪市長が石原慎太郎前東京都知事などの右翼議員と結成した「日本維新の会」も「橋下ベイビー」と呼ばれる女性候補を多数擁立した。「橋下ベイビー」には美女の上西小百合候補(29)、元グラビアアイドルの佐々木理江候補(30)、「国民的美魔女コンテスト」のファイナリストで元プロスノーボーダーの海老沢由紀候補(38)や、各界の女性著名人など美人ぞろい。

日本の女性週刊誌は、民主党の藤村修官房長官の対抗馬として大阪7区から上西候補を擁立したと伝えた。上西候補は街頭演説で「維新であれば必ずや日本を変えることができる」と繰り返し、聴衆の気持ちを引きつけた。あるスポーツ紙は、「第三極の刺客が大物食いを狙う」として、自民党の長島昭久防衛副大臣の地元・東京21区に、日本維新の会が現役グラドルの佐々木理江氏を擁立したと報じた。佐々木候補の演説については「5つほどの決まり文句を繰り返しているレベルだが、世直しへの熱意だけは人一倍」と伝えている。

3日付の別のスポーツ紙は、民主党現職への“刺客”として、小沢氏が彼の“美人運転手”北出美翔氏や岩手県知事夫人の達増陽子氏など、多くの女性候補を擁立すると報じた。美人議員の三宅雪子氏は小沢氏の命を受けて野田佳彦首相と対決。野田首相や菅直人前首相などは街頭で苦戦している。

日本メディアは、政治経験がまったくない美人候補の大量擁立は国家政治に対する無責任なやり方だと分析。政治評論家・横田由美子氏も、「日本維新の会が擁立した女性候補者は若く美しいが、演説さえもろくにできない人に日本の政治を安心して任せられるだろうか?」と批判し、美人候補が乱立する選挙にメディアもあきれ気味だ。

逆風にある民主党議員は議席を死守するために背水の陣で戦うしかなく、夫婦で有権者に土下座する議員もいるという。また、民主党の安住淳幹事長代行は「挑戦状」を公開。自民党の安倍晋三総裁に野田氏との1対1の党首討論会に応じるよう求めたとも伝えられている。(翻訳・編集/本郷)

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