廃油を燃料に変える、エコなボランティア活動の台湾系の天才少女、オバマ大統領も絶賛―米国

Record China    2012年12月5日(水) 16時19分

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2日、まだ14歳の少女、カサンドラ・リン(林心瑜)さんが米CNNの選ぶ「若き天才」に選出された。写真は浙江省。廃油を食用油に加工する「下水油」の工場。もちろん違法で警察に摘発された。

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2012年12月2日、まだ14歳の少女、カサンドラ・リン(林心瑜)さんが米CNNの選ぶ「若き天才」に選出された。4日、長江日報が伝えた。

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台湾出身の両親を持つリンさん。小さなころから父親が始めたリサイクルボランティアの仕事を手伝っていた。古いパソコンを整備して貧しい人や第三世界に送るという活動だ。2008年、まだ10歳だったリンさんは廃油を燃料に変えるバイオディーゼルという技術があることを知った。

近所にも暖房代が高くて困っている人がいる。そうした人々を助けるため彼女が始めたのが「Turn Grease into Fuel」(TGIF、油を燃料に)活動だ。廃油回収ステーションを作り、付近のレストランから出た廃油を回収。企業に委託してバイオディーゼルに加工してもらった後に現地の貧困家庭に配っている。この4年間で146世帯に5万5267リットルを贈ったという。

この活動が高い評価を受け、これまでに数々の賞を受賞している。ホワイトハウスにも2回も招かれ、オバマ大統領直々に称賛と励ましの言葉をもらった。廃油といえば、中国では再度、食用油に加工する「下水油」が横行、健康問題も懸念されている。下水油をエコとボランティアのために活用したリンさんの取り組みは中国でも注目を集めてる。(翻訳・編集/KT)

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