大きくならないはずの子豚、育ちすぎました―浙江省嘉興市

Record China    2007年3月23日(金) 18時33分

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70才の潘さんは、「大きくならない」との言葉を信じ、ブタ年にちなんでペットにと子豚を買ったが、思いのほか大きく育ちすぎたため、いなかの友人に譲ることにした。

2007年3月21日、浙江省嘉興市に住む70才の潘さんは、愛するペットの子豚と子犬を連れて散歩に出かけた。これは潘さんにとって子豚との最後の散歩だった。5か月間一緒に生活した子豚は、今後いなかの友人の家で暮らすことになる。

この子豚は、潘さんが昨年嘉興市の花鳥市場で300元(約4500円)で買ったもの。売り手は、この子豚は大きくならない種類でペットには最適だと保証した。2007年は中国ではブタ年なのでちょうど良いと思い、潘さんは喜び勇んで子豚を買った。子豚は手のひらに載るぐらいの大きさで、潘さんは懐に子豚を入れて家に帰ったという。

ところが、今年2月半ばの旧正月が過ぎるとこの子豚はみるみる大きくなり、体重も30kg以上になった。子豚はうるさい鳴き声を上げるようになり、隣近所も我慢できず潘さんに文句を言った。「大きくならない」との言葉を信じたのに、買った時のあのかわいい子豚の姿はもうどこにもなかったのだ。潘さんは仕方なく、いなかに住む友人にこの子豚をあげることにしたのだという。(翻訳・高口康太/編集・佐々木康弘)

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