2012年12月4日、仏誌ル・エクスプレスによると、中国はこのほど初の“宇宙野菜”の栽培試験に成功した。将来的には月や火星での野菜栽培を目指すという。環球時報が伝えた。

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それによると、試験には約36平方メートルの人工的な生態系空間を利用。レタスなど葉物野菜4種類を育てた。宇宙飛行士が酸素、水や食物などを再生利用することで、宇宙空間での“自給自足”が可能になるという。

中国政府関係者は、今回の試験成功により、宇宙飛行士が新鮮な野菜を食べられるようになると強調。野菜が光合成することで飛行士には酸素が供給され、飛行士が吐き出した二酸化炭素も浄化され、完全な大気循環が可能になるとしている。将来的には月や火星での野菜栽培も視野に入れている。中国は07年と10年、月面探査機の打ち上げに成功している。（翻訳・編集/AA）