中国の孤独な独身男性、体面保つためメコン川流域国の結婚仲介業者に数千米ドル払う―仏メディア

Record China    2018年12月16日(日) 23時0分

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仏AFP通信は14日、中国で「光棍」と呼ばれる孤独な独身男性が、体面を保つためメコン川流域国の結婚仲介業者に数千ドルを支払っていると報じた。資料写真。

2018年12月15日、中国紙・環球時報(電子版)によると、仏AFP通信は14日、中国で「光棍」と呼ばれる孤独な独身男性が、体面を保つためメコン川流域国の結婚仲介業者に数千ドルを支払っていると報じた。以下はその概要。

農業をしているという41歳のある男性は、「この年になるともう中国国内での嫁探しは難しい」とし、お金を払って東南アジアから花嫁を見つけてくるのは時間と労力を省いて社会的な体面を保つためだと話している。

男性は結婚仲介業者に約13万元(約213万円)を支払い、ベトナム人の26歳の女性と結婚した。男性は再婚で、妻の実家に毎月約1200元(約2万円)程度の生活費を送っているといい、「大した額ではないが、向こうにはこれが生活していく生命線なんだよ」と明かした。

中国の農村では結納金の相場が上がる一方で、17年には一部の農村地区で20万元(約328万円)もかかるようになった。結婚相手の見つからない独身男性の多くは中高年で、しかも離婚歴があったり、障害があったり、経済的に苦しかったりと国内ではなかなか良縁を期待できない。

そこで目が向けられるようになったのが、結納金の相場が比較的安い東南アジアだ。こうした男性たちにとって、結婚は単に自分だけのことではなく、一族が存続できるかどうか、さらに社会的な体面を保つことができるかどうかの大問題なのだ。

中国は人口男女比に大幅な不均衡が生じている。短期間のうちに解消する可能性は極めて低く、そうした面でも海外から花嫁を連れてくる需要はなくならないとみられている。(翻訳・編集/岡田)

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