期限切れの蜂蜜を不適切に処理とテレビ局が暴露、メーカーが謝罪―中国

Record China    2018年12月18日(火) 9時40分

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16日、観察者網によると、期限切れの蜂蜜を不適切に使用していたと中国テレビ局が暴露した問題で、大手製薬会社・北京同仁堂が謝罪文を発表した。

2018年12月16日、観察者網によると、期限切れの蜂蜜を不適切に使用していたと中国テレビ局が暴露した問題で、大手製薬会社・北京同仁堂が謝罪文を発表した。

15日に江蘇電視台が放送した番組で、同仁堂蜂業から業務委託されている塩城金蜂食品科技有限公司の工場で、期限切れまたは期限が近い大量の蜂蜜を大きなバケツの中に入れ、原料庫へと運ぶ様子を撮影した映像が暴露された。これについて塩城金蜂食品科技有限公司は「養蜂業者へ返却して蜂が食べる」と説明していた。

この問題について北京同仁堂は16日、謝罪文を発表。この中で、「生産を委託する過程において、監視監督の不足と重大な見過ごしがあった」と認めた。また、塩城金蜂食品科技有限公司に対しては加工生産の委託中止を通知しており、生産に必要なすべての物品について封印して保存し、調査に全面的に協力するとしている。

謝罪文によると、北京同仁堂が塩城金蜂食品科技有限公司と18年8月に交わした業務委託契約で、「返品された蜂蜜は養蜂場で蜂に与えることにのみ使用でき、その他のいかなる用途にも使用してはならない」と明記されているという。また、「監督が行き届いていなかったため、明確なラベルがされていないという問題があったが、期限切れの蜂蜜を原料庫へ入れたという事実は確認できていない」と否定。今後さらなる調査を進めるとしている。

塩城市浜海県市場監管局によると、塩城金蜂食品科技有限公司では同様の操作が何度も行われていることを確認しており、蜂蜜の期限改ざん行為などがあったという。この点について謝罪文では、「18年初めに工場を移転し、ラベルを交換する際に誤りが発生した。関係する製品はすべて封印して保存しており、市場へは流出しておらず、管理監督部門の監督の下、法に従って処理する」と釈明している。塩城市浜海県市場監管局は、期限切れの蜂蜜の行方と用途について、さらに調査を行うとしている。(翻訳・編集/山中)

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