韓国の研究陣が難病SLEの発病原因を特定!治療薬開発に希望=韓国ネットからも喜びの声

Record China    2018年12月20日(木) 19時20分

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19日、韓国・中央日報は、米女優で歌手のセレーナ・ゴメスが腎臓移植を受けたことで知られる難病、全身性エリテマトーデスの発病原因を韓国の研究陣が明らかにしたと報じた。資料写真。

2018年12月19日、韓国・中央日報は、米女優で歌手のセレーナ・ゴメスが腎臓移植を受けたことで知られる難病、全身性エリテマトーデス(SLE)の発病原因を韓国の研究陣が明らかにしたと報じた。

記事によると、基礎科学研究院(IBS)、浦項工科大学、亜洲(アジュ)大学病院の研究者らによる共同研究チームが、SLE発病に影響を及ぼす遺伝子変異の原因を解明することに成功した。この研究の過程で、特定のT細胞(免疫細胞)が疾患を誘導する中核因子であることも突き止め、「難病治療薬の開発における大きな転機になる」と期待されている。

自己免疫性疾患のSLEは、1000人に1人が発病すると言われている。腎臓、関節などに炎症を起こし、適切な時期に治療を受けなければ死に至ることもあるという。これまでにもSLE発病に関係のある遺伝子の突然変異は60以上発見されているが、実際にどの遺伝子が疾患を誘発するのかは分かっていなかった。このため現在も症状を緩和させる治療法しかなく、根治する治療薬はまだ開発されていない。

浦項工科大学のイム・シンヒョク教授は「今後このT細胞(Tfh2)の生産と機能を制御できれば、自己免疫性疾患の治療薬開発に大いに役立つ」と話しているという。この研究結果は免疫学分野の学術誌「Immunity」電子版に、19日に掲載された。

この記事に、韓国のネットユーザーからは「最高の研究だ。自己免疫性疾患は21世紀に急増する分野なので、韓国の研究陣に占有してもらいたい」「原因が分かったのだから、必ず治療薬を開発して、地球上で苦しんでいる全ての患者とその家族を助けてあげてほしい」「うれしいニュースだ。努力を続ける研究陣の皆さんに心から感謝します」など称賛の声が多く上がっている。

またSLEの患者自身や、患者の家族だというネットユーザーからも「患者の家族です。本当にありがとう。完治できる日が、きっと来るよね?」「患者の家族として、心からの賛辞と拍手を送ります」「どうか、いい研究結果が出ますように」などのコメントが寄せられている。(翻訳・編集/麻江)

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