2年続きの干ばつ、112万人の飲み水が不足―四川省

Record China    2007年3月24日(土) 10時37分

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去年の深刻な干ばつに引き続き、四川では今年も厳しい干ばつに襲われた。現在、生活・農業などに重大な影響が出ている。四川省全体ではすでに112万人の飲料水が不足している。

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四川省は、昨年に引き続き今年も厳しい干ばつに襲われており、生活や農業などに重大な影響が出ている。四川省全体ではすでに112万人の飲料水が不足している。

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気象部門によると、この冬は四川省の大部分の地区で気温が例年よりも高く、全省の131の地区のうち、74地区で降水量が例年以下だった。特に2月は四川盆地の大部分で降水量が5ミリにも満たなかった。干ばつの被害は、南充・遂寧・広安・達州・資陽・徳陽・広元・巴中などの市に集中しているが、これらの市はすべて昨年の干ばつの被害が最も深刻だった地区であり、2年連続の干ばつである。四川省内の主な河川の2月の平均流量は、例年同時期と比べ20%以上も少ない。特に沱江の流量は例年同時期の4〜6割にすぎない。岷江上流の都江堰水文調査所の調べでは、1月21日の最小流量は54平方メートル/秒と1938年の水文記録開始以来の最低値を記録した。つまり、去年に引き続き今年も100年に一度の干ばつの到来と言える。

四川省政府救災事務所の最新の統計によれば、四川省全体で112万人、147万頭の家畜の飲用水が不足している。被害が特に深刻な地区には水を輸送しているという。農業の被害も深刻だ。現在、冬作物の収穫前の時期であり、また春作物の苗を育てる大事な時期である。全省の農作物は44万ヘクタールが影響を受け、うち13万ヘクタールは深刻な被害を受けている。(翻訳・高口康太/編集・佐々木康弘)

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