中国のあれは日本より進んでいる?―NHKの新サービス発表会で出演者が中国を語る

Record China    2018年12月20日(木) 10時50分

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19日、NHKは来年1月15日から中国語の新サービスとして「NHK華語視界」のインターネット放送を開始すると発表した。写真左から、鎌倉千秋アナウンサー、ジェームス天願キャスター、桜庭ななみさん、矢野浩二さん、段文凝さん。

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2018年12月19日、NHKは来年1月15日から中国語の新サービスとして「NHK華語視界」のインターネット放送を開始すると発表した。同日に行われた会見には、ニュースを担当するキャスターの鎌倉千秋アナウンサー、ジェームス天願キャスターのほか、番組進行役である女優の桜庭ななみさん、俳優の矢野浩二さん、中国出身タレントの段文凝さんが出席した。

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同番組は、中国語話者を対象に、中国語でニュースや番組を編成。日本のトレンド情報や医療技術、アジア各国のドキュメンタリーなどを取り上げる。さらに、災害時もいち早く情報を発信し、国外のみならず在日中国人にとっても役立つ情報源になることを目指している。

番組では桜庭さん、矢野さん、段さんの3人が中国語で情報を紹介し、番組途中のニュースは5人のキャスターが日替わりで担当する。会見には日本や中国のメディアのほか、中国人インフルエンサーも多く参加。壇上に上がった5人は質問に対し、流ちょうな中国語で答えた。

NHK「テレビで中国語」に出演し、「かわいすぎる中国語講師」として2017年に話題になった段さんは、「日本に興味がある人に番組を見てもらいたい」と話し、「ここ数年、中国の経済は飛躍的に成長している。中国の電子決済や滴滴(配車サービス)は日本より進んでいると感じる」と中国に注目している点について語った。

矢野さんは、日本に来る中国の人たちの役に立つような礼儀や実用的な日本語などを紹介したいと抱負を述べ、機会があれば中国のネットで配信しているドラマやバラエティー番組に出演したいと語った。

桜庭さんは「私はこの番組の中で、日本の若者の間で流行しているものを紹介しているので、中国の若者にこの番組を見てもらいたい。私は中国のバラエティー番組を見て中国語を勉強しているので、もっと面白い中国のバラエティー番組を知りたい」と語った。

ジェームス天願キャスターは「中国の代替エネルギーの研究開発がとても進んでいると聞く。周知のように、地球は現在危機的な状況に陥っている。中国のこうした技術が私たちを救うのかもしれないと思う。そのため、関連情報に関心を持っている」と語った。

同番組はネットにつながっていればどこからでも視聴することができ、テレビに縛られない手軽さがある。番組タイトルの「視界」は中国語の「世界」と発音が同じで、NHKは「視野を広げ、日本を含む世界を見るのに役立つような番組」の思いを込めている。(取材/内山)

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