人民網日本語版 2018年12月20日(木) 15時30分
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中国外交部(外務省)の華春瑩報道官は19日の定例記者会見で「米側が多角的貿易体制の義務を忠実に履行することを望む」と述べた。
世界貿易機関(WTO)は米国の通商政策に対する14回目の審査を行っている。これについて中国外交部(外務省)の華春瑩報道官は19日の定例記者会見で「米側が多角的貿易体制の義務を忠実に履行することを望む」と述べた。
【記者】WTOは米国の通商政策に対する14回目の審査を行っている。初日の会合で、すでに40の加盟国が米国に1700以上の書面質問を出した。64の加盟国が、WTO上級委員会の委員選抜を妨害し、『国家安全保障』の名目で鉄鋼、アルミニウム、自動車などの製品の関税を引き上げるといった米国の政策措置に懸念を表明するとともに、建設的姿勢で多角的貿易体制に参加し、積極的役割を発揮するよう米国に要求した。EUのWTO大使は「WTOは深刻な危機に陥っており、米国がその震源だ」と述べた。これについてコメントは。
【華報道官】WTOが米国の通商政策に対して行っている審査に関しては、中国の張向晨WTO大使がすでに非常に力強い発言をし、中国側の鮮明な立場と姿勢をはっきりと述べた。
今回の通商政策審査で、多くのWTO加盟国代表が米国が一国主義、保護貿易主義政策を遂行していることに懸念、憂慮、批判を表明した。米側が数多くのWTO加盟国の声に真摯に、虚心に耳を傾け、しっかりと責任を引き受け、多角的貿易体制の義務を忠実に履行することを望む。
中米通商協議は双方の通商チームが現在、両国首脳会談の重要な共通認識に照らして順序立って進めている。中国側は双方が相互尊重、相互平等、有言実行、言行一致を前提に、協議を通じて互恵・ウィンウィンの結果にいたることを希望する。(編集NA)
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