Record China 2012年12月11日(火) 16時16分
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10日、人類滅亡の日を2012年12月21日としたマヤの予言を信じる中国人は他国に比べて非常に多いことが分かった。中国人はもともと噂やデマに踊らされやすい性質のようだ。写真は四川省双流県。マヤの予言を信じた人々によるロウソクの買い占めが起きている。
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2012年12月10日、古代マヤ人が人類最後の日と予言した2012年12月21日まであとわずか。中国各地ではこの予言を信じた人々が、ロウソクの買い占めや、不動産を抵当に入れて多額の借金をするなどの騒ぎを起こしている。網易が伝えた。
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こうした騒動は中国人にとって珍しいことではない。SARS(重症急性呼吸器症候群)が流行した時には漢方薬の板藍根を買い占め、日本の原発事故の際には塩が買い占められた。グローバル・マーケティング・リサーチ会社イプソスが21カ国を対象に行った調査によると、中国では国民の2割がマヤの予言を信じており、他の20カ国よりもダントツに高い数字を示した。ロシア、韓国、日本、米国、フランスなどの国では10〜13%の国民が予言を信じており、ベルギー、カナダ、イタリア、英国、ドイツでは10%以下だ。
なぜこれほど多くの中国人がマヤの終末予言を信じているのか?中国人はマヤ暦のことを理解しているのか?答えはノーだ。マヤ暦が2012年12月21日から22日の冬至で終わっていることを理由に人類滅亡説が唱えられたが、今年5月11日付の米科学雑誌サイエンスは、あと7000年先まであるマヤ暦が発見されたと発表している。
マヤの予言を信じている中国人の多くが、2009年に中国で興行成績1位を記録した大ヒット映画「2012」の影響を強く受けている。映画のなかで描かれている人類滅亡のシナリオは極めてリアルであり、メディアもこれを大々的に宣伝したことから、中国の一般大衆がこれを信じ、あらゆるデマや噂の温床になってしまったのだ。中国人よ!デマを信じてクレジットカードを使い過ぎてはいけない。冬至を過ぎたら、ちゃんと返済しなければならないのだから。(翻訳・編集/本郷)
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