Record China 2018年12月24日(月) 9時20分
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19日、ZDネットコリアは、サムスン電子が来年に向け不透明な経営と事業の危機を乗り越えるための解決法を探していると報じた。資料写真。
2018年12月19日、ZDネットコリアは、サムスン電子が来年に向け不透明な経営と事業の危機を乗り越えるための解決法を探していると報じた。
記事によると、サムスン電子は毎年6月と12月にグローバル戦略会議を開催し、成果を顧み未来の経営戦略を検討する。今年は12月17日から20日まで開催され、各部門で「中国」というキーワードが出たという。世界最大の市場に挙げられる中国での経営が悪化している上、半導体やTV、家電、スマートフォン市場で中国企業の追撃が強まっているためだ。
スマートフォン分野においては、中国での市場占有率が0.7%に激減したことに対する反省点などが話し合われたという。サムスンは今月12日に中国・天津にある工場の撤収を決定したが、来年は5Gや折り畳みスマートフォンなど次世代技術を搭載した機種を発売する予定だ。来年はギャラクシー発売10周年を迎えるため、サムスンの革新を見せつけ、中国との格差が広がり滞った事業の雰囲気を逆転させなければならない重要な時とされている。
TV部門でも中国市場攻略についての議論が行われたという。中国市場は国内企業で飽和しているが、製品の品質や信頼性の面で認知度の低い企業が市場に進出しているため、この需要をサムスンに引っ張ってくるための戦略を取るとみられている。
半導体は好調を維持しているが、やはり中国の追撃に対する懸念の声が上がった。中国の製造会社が半導体生産に積極的な動きを見せていることに対する不安も高まっているという。長期的に中国政府のけん制と現地の半導体業者がサムスンの占有率を蚕食する流れが続けば、事業の不振は避けられないとの懸念から、サムスンはファウンドリ・システムLSI分野を強化している。部品事業が長期的に優位な状態を維持するためにはセット事業が後ろ盾にならなければならないという声も大きかったという。
これを受け、韓国のネット上では「中国から撤収して」「中国企業より安く売れば、売れ行きは良くなる。どうせベトナムで安い人件費で作ってるじゃん」「いっそのこと米国に本社を移して。米国ならサムスンを保護してくれるはず」「今の中国に勝ちたいなら、どんな分野でも画期的で、追いつかれない技術、高い質、良い製品であることが答え」「でも正直、サムスンは危機のたびに解決してきたと思う。今回も革新できることを期待」など、さまざまな声が上がっている。(翻訳・編集/仲野)
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